ICTシステム導入による保育施設経営のメリット
2024.05.13
ICTシステムの導入による経営のメリットは?
こんにちは一時預かり・託児所開業サポートの油谷です。
今回は『ICTシステムは導入した方がいいですか?』についてお答えしていきます。
まだまだ保育施設によってはICT化されず、手書きで連絡帳を書くなんてこともあります。
中には、「手書きだと保育士の温もりを感じるから良い!」なんて言う方もいるそうですが、ご利用者である保護者様に合わせて導入すべきか検討すべきではないでしょうか?
保護者様が皆様20代で、手書きなんて古いとか面倒と感じるのであれば、間違いなくICT化すべきかと思います。
ICT化のメリットとデメリットをお伝えします。
そもそもICTとは、「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略。
よく似た言葉にITがありますが、ICTにはCommunication(通信、伝達)という意味が含まれています。
そのため、ICTでは情報の伝達を重視しており、パソコンやタブレットなどを用いて情報の共有を行います。
保育園においては、ICTシステムの導入によってスムーズな情報共有を可能にし、紙ベースの情報管理からシステム上での管理へと効率化を図ることができます。
メリット
①保育スタッフの業務負担を減らせる
ICTシステムを導入することで、保育士の業務負担を軽減できます。
手書きでの記録や複数の書類への転記といった手間を減らせるため、すきま時間に業務をこなさなければいけない保育士に喜ばれます。
また、複雑な計算やデータの集計をICTシステムに任せられることで、手作業によるミスも減らすことが可能です。
さらに、園で配布しているおたよりをICTシステムで配信できるようになるため、書類を配布する手間も削減できます。
②業務にかかるコストを削減できる
業務を効率化することで保育士の残業が少なくなり、人件費を削減できます。
また、保育日誌やおたより、連絡帳などのシステム上に移行することで、ペーパーレス化も実現。
紙コストや印刷コスト、保管スペースにかかるコストも削減できます。
デメリット
①操作を覚える必要がある
ICTシステムを使いこなすためには、園長や管理者、保育士が操作方法を覚える必要があります。
なかなか操作に慣れない方もいますよね。でも、自分で調べてやってみる!
そしたら必ず使いこなせるようになります。
私が開発した予約システム、「kids tetote」はご利用に際し、わかりやすい操作書をお渡ししますし、わからないところはお伝えしますのでご安心くださいね。
また、出欠等の連絡システムやおたより配信など、保護者自身がシステムに慣れるまでの時間もかかります。
②システム復旧に時間がかかるリスクがある
システム障害やアップデート後の再起動など、システムが復旧するまでに時間がかかることがあります。
そのほかにも、タブレットなどのデバイスを充電し忘れた場合には、充電するまで使用できないというリスクもあります。
また、そもそもパソコンやタブレットの台数が少ない場合は、作業をしたいタイミングに使えないことも考えられます。
保育施設にICTシステムを取り入れることで、管理業務や事務作業の効率化を図れるほか、保護者とのコミュニケーションにも活用できますので、ご検討ください。