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「託児所」が預かるだけの役割だと上手くいかない理由

2025.05.23

「託児所」が預かるだけの役割だと上手くいかない理由

 

こんにちは!一時預かり・託児所開業サポートの油谷です。
今回は『「託児所」が預かるだけの役割だと上手くいかない理由』についてお答えしていきます。

託児所やベビーホテルはたくさんありますが、多くの施設は経営的に厳しいのが実情です。

その理由は託児所の事業構造にあります。

 

 

 

預かるだけの役割では事業にならない

多くの託児所がいわゆる「預かるだけ」の託児所です。都心で待機児童が多ければ成功するという気持ちでいる方が多くいるように感じます。教育を実施していても英語や体操などを導入しているといった程度です。

このような託児所は多くのケースが事業として成り立っていません。保護者側も「預かってくれるならどこでも構わない」といった理由が多く目立ちます。しかし、認可外保育所はただ預かるだけの役割では事業にならないのです。

 

 

ほとんどが0〜2歳の託児

お預かりするお子様は0〜2歳です。せいぜい3歳くらいまでの子どもしかお預かりしないケースが多くなっています。認可外保育所指導監査基準における人員配置基準は認可保育所と同様で、1人の保育スタッフが保育することができるのは0歳を3人、1〜2歳を6人です。保育料のみで運営しなくてはいけない託児所では採算が合わず、1〜2歳でも収益面で楽ではありません。3歳以上が集まれば、事業として楽になりますが、園庭もなければ、園児も少ない託児所にはなかなか集まりません。

 

 

託児所運営の鍵は成長の姿を明確にする

託児所はお金を払って預けている以上、対価にお金を払ってもらっているということを意識しなくてはいけません。保育サービスの対価は「子どもの成長の姿」と定義できるのではないでしょうか?1人で歯磨きができるようになった、靴を揃えられるようになった、お友達が困っている時に助けることができるようになった、名前が書けるようになった、全員の前でスピーチできるようになった、成長の姿を言葉にするとキリがないと思いませんか?これらを明確にするために写真サービス、保育レポートの作成を通して、「わかりやすく形にする」ことをすべきだと感じます。人気がある園ほど行事に対して徹底的にこだわりを持って行っているのはこの為です。そのためにスタッフ一丸となって子どもたちの成長を表現するために取り組むことが大切です。

 

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